第3章 残酷な天使!型取り編 その1さ〜て、ここからが見せ場だぜぃ(笑)ってことで、いよいよ型取りです。片面取り、2面取り、一発取りの3種類あるんですが、ここではもっとも一般的 な2面取りを紹介します。 ○工程 1、粘土を延ばす まず、土台となる油粘土を適当な厚さで平らに延ばします。 2、原型を埋める 原型を半分粘土に埋めます。このとき、分かれ目(パーティングライン)をどこ にするか良く考えないと、逆テーパーになって抜けなくなったりします。 なお、埋めるときは ![]() こんな感じより、 ![]() こんな風に埋めた方が、型ずれがおきにくくなります。 3、枠で囲む プラ板若しくはブロックで十分な大きさ、高さの枠を作ります。高さの目安は、 原型の頂点+4〜5cmってとこですね。このとき、枠は布テープで接着します。 そして、粘土に押しつけ、原型を囲ってやります。 ![]() こんな感じね。で、枠で囲ったら、枠と粘土の間に隙間がないように、ヘら等で ならして(埋めて)やります。そしたら今度は適当な太さの棒で、型ずれ防止用 のダボ穴を適度な数空けてやります。 4、シリコンを流す まずは、粘土に接着防止剤を塗ります。モールドが埋まる場合があるので、なる べく原型には付けないように。なお、接着防止剤にはプラを溶かすものがあるの で、さらに注意するべし。 プラ板で枠を作った場合は、布テープを細長く切って、枠を十字に止めてやりま す。上からみるとこんな感じ。 ![]() シリコンに硬化剤を混ぜます。硬化不良を起こさないように十分に混ぜるべし。 で、いよいよ流す訳ですが、一気に行くと原型表面に泡が残る可能性があります ゆえ、まずは少しずつ、へらかなにかで原型表面に塗るようにやります。 そのあと、ある程度の厚みになるまでシリコンを流してやる訳ですが、このとき 不必要な昔のシリコン型を切り刻んだ物をまぜると、値の張るシリコンの節約に なります。 5、石膏を流す シリコンが硬化したら、裏打ち用の石膏を流します。これは必須項目ではないの で、やらなくても可。 え〜と、長くなったので続く(笑)。 次回は「第4章 魂の繰り返し!型取り編 その2」の予定です。 |
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