第9章 激闘道頓堀!原型製作地獄編さらば優しき日々よ。もう止められない(ナンノコッチャ(爆))。ついに地獄に突入です(笑)。 ○工程 3、素体を作る まずは、”素体”を作ります。素体とはなんぞや?というと、ディティールのな い状態(フィギュアなら、服を来ていない状態。怪獣なら、ウロコやゴテゴテ皮 膚のない状態ね)の事を指します。いきなり服来た状態で作ると、デッサンが狂 い易いし、ポーズ修正が入るといったんつけたディティールを削ってまた作るっ てな事になりますゆえ、まずは素体できちんとしたプロポーション、ポーズの物 を作るべし。急がば回れ、ですね。 <蛇足> とはいえ、素体を経ずに一発で作れる奴も希にいたりするのが、腹立た… もとい、面白いところ(笑)。 さて、ここで問題となるのが、先に述べた”パーツ分割”です。完成してから鋸 等でバラす方が原型製作は楽になりますが、キットとして組み立てる際、鋸で目 減りした分下駄を履かせてやる必要が出て来ます。また、鋸で切断出来る(つま り、直線で分割出来る)場所で分割するとは限りません。 しかしながら、はじめから分割して作るのは修正や変更が結構大変です(私、経 験者ですから(笑))。 という訳でケースバイケースで行きましょう(笑)。 と、学科はこの辺にして、実技に入ります。 とはいえ、それこそ書きようがない(爆)。究極的には、 ”切った貼った盛った削った” の1行で済んでしまいます(笑)。 一応、セオリー的に書いておきます。まずは、資料、構想を元に針金等で芯を作 ります。理想を言えばこのときにきちんとポーズを決めておく事。 <蛇足> はじめからパーツ分割して作る私は、後になってからプロポーションが破 綻することがよくあります(笑)。 そして、おもむろに粘土なりポリパテなりを盛り削りして、求める形を出して行 きます。ちなみに私は、設定資料などを作る物と同じ大きさに拡大コピーして、 それを見ながら製作します。アニメの設定は”2次元のウソ”があるので、どう つじつまを合わせるかが腕の見せ所(笑)。 ちなみにポーズ等の確認の為には、色々な方向・距離から模型を見るのが有効で す。他に鏡に写してみたり、光を当ててもみたり…あれ?(笑)。 (でもホントだよ(笑)) <蛇足> アニメフィギュアのプロの作品で、写真で見ると実に良く似てるのに、実 物見ると、顔があまりに偏平で愕然と(笑)することがしばしばある。そ んだけ難しいんだわ。 次回は「第10章 シーガイアの逆襲!原型製作どん底編」の予定です。 |
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