目指せ!GKメーカー Vol.008

怒濤の原型製作編


 第8章 名古屋城強襲!原型製作黎明編

実戦の第2回目です。1発言の行数を考慮しつつ書いて行きますので、1回1工 程とは限りません。ま、世の中そんなもんです(ナンノコッチャ(笑))

○工程

2、構想を練る

一番楽しい時間、「構想を練る」がやってまいりました(笑)。

さて、作る物が決まり資料も集まったら、細部を詰めていきます。このときに決 めることは、
  • スケール
  • ポーズ、表情(フィギュアの場合は服装も)
  • パーツ構成
等です。

・スケールを決める
本来作者の好み、やり易さで決めて良いんですが、本講座はGK化が前提なので その辺も考慮に入れましょう。型取り材や注型材は高いですから、あまり巨大な のはアマチュアには不向きです(求む!スポンサー(笑))。2〜30cm程度を目 安としましょう。フィギュアなら1/6、1/8、1/12、怪獣なら1/250〜1/350ってと ころです。

<蛇足>
故にWFに出てた「1/1綾波レイ・5歳バージョン 30,000円也」を絶賛 したくなるんだな。出来は別として(爆)。


・ポーズ、表情を決める
キャラクターには、それにふさわしい”表情”(服装、ポーズ等も含む)があり ます。魅力あるキットを作る為に、どんな表情が良いか資料を見つつ、よく検討 しましょう。但し、資料検討と称してビデオ観はじめて止まらなくなったりしな いように(笑)。
それから、なるべく自分でもそのポーズをやってみるべし。自分でやって辛いポ ーズは、フィギュアにしても不自然になりがちです。

<蛇足>
「こういうポーズで作ろう」と思ってやりはじめたはいいが、技術が追い つかなくて変更になるのはよくある事です(笑)。

絵の描ける人は、イメージスケッチを描いておくのがbetterです。その時は色々 な方向から見た絵を描く事。

<蛇足>
スケッチしたはいいが、いざ作り出すと各絵の間に矛盾が生じるのもよく ある事(笑)。つじつま合わせ能力を磨きましょう(ど〜やって?)。


・パーツ構成を決める
キット化した時に、組み易く、塗り易いようにパーツ構成を決めます。例えば、 パーツ同士をくっつけた時に出来る隙間(所謂合せ目)を、モールドラインに持 ってくれば、合せ目を消す作業を簡略化出来ますね。また、色が変わるところで 分割すれば、塗装が終わってから接着する事が出来ます。
(う〜む、説明しにくいなぁ(苦笑))
 
それから、型取り・注型のときの事も考えておくべし。パーツの形状によっては 気泡が溜まってきれいに抜けなかったり、抜く事そのものが不可能になったりし ますゆえ。例えば▽な形の物(逆テーパーと呼びます)を↓に抜こうとするのは 無理があるでしょ。そうならないように知恵を使うのです。

<蛇足>
GKは、生産も製作も気泡との戦いだったりする(笑)。あ〜あ、真空成 型機(15万円くらい)が欲しいなぁ(求む!パトロン(笑))。
ちなみに私は、掃除機を使った簡易真空成型機に挑戦した事があるんだけ ど、大した効果はなかったです(爆)。

さて、次回は「第9章 激闘道頓堀!原型製作地獄編」の予定です。


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