目指せ!GKメーカー Vol.005

怒濤の原型製作編


 第5章 彼らもまた勇者だ!塗料、仕上げ及び諸々編

ここでは、塗料と表面仕上げに使う材料と脇役材料について解説します。

○塗料

・ラッカー系塗料
商品名で言えば「Mr.カラー」。プラへの食い付きが良く、塗膜が丈夫で、乾き が早い(早すぎて夏は困る(笑)。すぐに塗料の伸びが悪くなるんだもん)。色 数も豊富。有機溶剤を使ってるので、要換気。

・エナメル塗料
商品名「タミヤカラー」(角瓶入り)。発色が良く、塗料の伸びも良いが、乾き が遅く、塗膜も弱い。大抵、汚し塗装や、フィギュアの目、お化粧に使う。 溶剤は石油の匂いがする。

・アクリル塗料
商品名「タミヤカラー・アクリル塗料」(丸瓶入り)「水性ホビーカラー」。 筆などを水洗い出来るってのがウリなんだけど、乾くと耐水性になるので結局専 用溶剤は必須。無害ってことになってるけど、匂い自体は一番きついと思 うぞ(笑)。ちなみに溶剤はアルコールっぽい(飲まないように(笑))。


○仕上げ用材料

メカやフィギュアの場合、傷の無い表面が必須です。以下は傷の無い美しい表面 を作る為の材料です。

・パテ
事実上、タミヤパテを指す(笑)。傷に擦り込んで、硬化後ペーパーがけを繰り 返すことで、表面をきれいにする。一度に厚く盛るとなかなか乾かないので、少 しずつ盛って削ってを繰り返すのが基本。有機溶剤を使ってるので、要換気。

・溶きパテ
タミヤパテをラッカー塗料の溶剤で筆で塗れる程度に薄めた物。小さい傷に有効 です。売ってるもんじゃなくて、自分でパテを薄めて作る物です、念の為。

・サーフェーサー
パテを液状にしたもの、と言われるけど本当は違う(笑)。どっちかって〜と塗 料に近い。仕上げの最終段階で使用する。筆塗りとスプレーがあるけど、スプレ ーがあれば充分でしょう。


○芯材

ポリパテやエポパテは高いし、ファンドは厚く盛るといつ乾くかわかりゃしない ので、芯を入れてかさを稼ぐというやり口があります。以下は、そういう芯に使 う材料です。

・バルサ材
入手及び切削が楽で、加熱にも耐えられます。

・スチレンボード
物はスーパーで売ってる刺身の容器を思い浮かべてちょ(笑)。目の細かい発泡 スチロールと思っても大きくハズレじゃないでしょう。バルサと違って、木目が 無いので、どんな方向からでも削り易いのが長所。反面、入手しにくく、値段も やや高く、熱にも耐えられません。

・フォルモ
ファンド程じゃない高級石粉粘土。ファンドより安いし、きめが荒い分硬化が早 いので、芯材代わりに十分使えます。


次回は「第6章 シンメトリカルドッキング!接着剤+α編」の予定です。


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