12月31〜1月1日 PART3:燃え上がるカウントダウン
NHKの国際放送(最近のホテルは安くてもBSがデフォルトで設置されてるもんだが俺が投宿した
セントラルホテルはBSではなく国際放送であった。BSではなかったことでチャンネル選択の幅が狭く、
ナイトタイムも本を忘れたというミスが尾を引くのである。)で「紅白歌合戦」を途中まで見て、再び街へ。
なによりも晩飯である。
街に出ると、来るべきカウントダウンに備えて民族衣装に身をまとった集団や沿道の花火売りが
気勢を上げている。
火薬の匂いに包まれながら感じながら食堂に入る。
韓国のファーストディナーは
デジカルビ。
焼けるのが待ち遠しい所である。
写っていないが、飯の友には
当然チルソンサイダー。
たくあんが”炉端漬け”
みたいだった。
焼き上がったら、葉物野菜で
巻いて食べるのだがとまらんのだな
あこれが。

ご飯を頼んだら、赤飯だった。
店のアガシに
「肉と一緒にご飯を巻きなさい」
と言われてやってみたら超美味!!!!
葉っぱにご飯を巻くのを
サムパプという。
最強。
食事の途中でご飯を頼むときは
「パプ ジュセヨ.」で通じる。
店によっては向こうから「パプ?」と
聞いてくる時もある。
店を出て、メインストリートに戻ると既に人、人、人......。
東国大学の生徒達がグルグル回り踊る。
花火売りは最後の一儲けを目指している。
そして、落ちてくる火の粉を避けながら
「思い出に1枚いかが???」
という写真屋もいる。たくましい国だ。
韓国は旧暦で正月を祝うので、新正月のカウントダウンとは無縁
と思っていた。
実際、過去に2度カウントダウンシーズンに滞在したが
全くと言って良いほどお祭り騒ぎは起きなかった。
今回は事前に、鐘路・光化門エリアはカウントダウンも盛り上がる。
という情報を得た。となれば、行くしかないではないか。
紅白を見ている場合ではない。
ここのカウントダウンは、人々が作り出すページェントだった。
道路を挟んで行われる花火の打ち合い。観光客をはじめ
沿道で営業中のサーティンワンのお姉ちゃんや、軍人まで
皆が花火を両手に持って寿いでいる。
大通りはいいんだが、路地では結構危険。
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