飛行機から空港の入国審査に向かう途中「KILL BILL」で、ダリル・ハンナ扮するエルドライヴァ−
が奏でる「密室の恐怖実験」のテーマを口笛で吹きながら歩く。
少ないながらも、イミグレーションのカウンターが列になってるのを見て
俺って、機内で入国カード書く必要がないじゃん。」と思う。
99年末初めてソウルを訪れた時、ここの(当時はもっとボロかったが)イミグレーションで並んでいたら
「外人はあっちね。」と別のカウンターを指さされたのを思い出した。
あの時点では、その後これほどソウルリピーターになるとは神ならぬこの身、知るよしもなかった。
入国審査を終えて銀行で両替。久しぶりに10倍オーヴァー。1000円が10900ウォンだった。
財布が厚くなるのは、うれしいよね。この数回は、10倍割れしてて結構きつかったから。
トイレに入り旅行用の財布に金を突っ込み(これは、俺にとって一人旅開始の儀式である。)
日本円の入った財布は旅行ケースに。地下鉄5号線に乗れば空港からホテルのある鐘路3街までは
乗り換えなしだ。
今回は帰りのホテル→空港以外の交通手段は全て地下鉄と決める。
ガラガラと旅行ケースを引っ張り車内へ。
車中で今回登場した物売りは、ラジオ付き懐中電灯と携帯ラジオ。
俺が持ってる旅行ケースは、まさにその物売り達が使ってるのと似てるんである。
なんとな〜く、前の席の兄ちゃんが「お前、何売るねん!」という感じでこっちを見る。
居心地わるっ!!!
14:30過ぎ鐘路3街到着。
ホテルへの道順は「13番出口を出たら左へ直進、高架道路が見えたら左に曲がるとすぐ。」となっていた。
直進すると鍵屋やコード屋、電球屋の通りの中に”SEOUL CINEMA”というシネコンを発見。
「絶対行ってやる!」と思う。
進んでいくが「高架道路」が出てこないのである。
とりあえず、突き当たりを左折してみる。
すると......目の前に「CENTRAL HOTEL」の看板が!
高架道路は、道路の拡張だか河川の修復だかで撤去されたんだな。
←鐘路に出ていた焼鳥屋。
  スープ付きで1串1500ウォン。
  具も大ぶりでかなり、美味い。
15:00チョイ前、チェックイン。
ソウルでホテルに着くのは18:00過ぎ、という今までのパターンを吹っ飛ばす時間である。
荷物を置いて財布とデジカメを持って街へ。
早速SEOUL CINEMAで、ラインナップの確認。
「ロードオブザリング3」「シルミド」「ザキャット」他。
特に「シルミド」は今韓国で大人気の映画だ。
チケットはシルミド専用窓口で買うのである。
はやる気持ちを(ただ、チケットの買い方がわからないだけ)を抑えて、散策開始。
屋台を冷やかしながら、じっくり歩く。
ゆっくり歩いて、体をソウルの街になじませるのだ。
まだ、陽も高い。時間はたっぷりある

12月31日 PART2:到着→街歩き
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