1月2日 PART2:スカウトされたい!!
この旅行で印象的だったのは、現地の人から今までにないほど話しかけられたこと。
地下鉄の券売機の前で、映画館で、市場で.......。
そのたびに俺は先述したイカサマハングル+指で×を作るジェスチャーを繰り返して
その場を逃れなければならない。
それだけ現地に同化したのか?
「ビジター人生」を基本とする俺としては複雑である。
現地人と間違えられる=ホームに同化しつつあるということだからだ。
しかし、けっしてそれがイヤというわけではない。
ひねくれ者が抱くアンビバレンツってことで。
(ある食堂は思いっきり日本語で”中国人ですか?”と聞かれ面食らった。)
店の兄ちゃんと不完全な言語(not ハングル)で不完全な
コミュニケーションをしながら食べた冷麺。
不完全な言語で不健全な会話が出来るほど俺は熟練ではない。
俺のフィールド・オブ・ドリームスinソウル2
新村にあるピッチングセンター。
使用球は硬球で1ゲーム9球1500ウォン。
ガンダムビルを冷やかした後、街のDVD屋なんかを見物して新龍山から
4号線→6号線→2号線と乗り継いで新村へ。
延世大学をはじめ近隣に大学が点在するため、学生街の色合いが濃いのがこのエリア。
などとガイドブック的な事を書いたが、俺にはそんなことはどうでもいい。
映画「猟奇的な彼女」でもロケに使われた”新村プデチゲ”という店もあるが、
それもどうでもいい。
俺がこの街に来たのはピッチングセンターがこの街にあるからだ。
たとえばだ。
俺がピッチングセンターで投げているとしよう。
そこに、たまたまハンファ・イーグルスだとかLGツインズだとかのスカウトが通りかかる。
「おっ!あのサイドスロー面白いじゃないか。」ということでハンファだったらハワイ、
LGだったら沖縄にテスト受けに来ないか?と誘われる。
テスト合格→韓国プロ入団。
ということを考えながらプレーする。
レンジが短いので俺の武器である”高速シンカー”が使えないのが残念だ。
結果はあえて書かないでおく。
ま、正月も野球から離れられない野球バカの戯れ言ってことで。