昨年、9月以来のソウル一人旅のスタートである。しかし、空港についていきなり大失敗だ。
家を出る時に本を持って出るのを忘れたんである。「どうせ、空港で買えるじゃろ。」と思っていたが
羽田の国際線ターミナルには、ポツ〜ンと喫茶店らしき店があるだけ。
スポーツ新聞すら買えなかった。
でも、こんな事もあろうかとシグマリオンを持ってきて良かった。
当面の時間はこれでつぶせる。
ま、ハプニングが多いほど、旅は面白くなる。
ちょっと、凹むけど。
羽田の朝飯とシグマリオン。
ホント、シグマリオンがあって助かった。
チェックインの時、カウンターの人に「混んでますか?」と聞いたら
「そうでもないです。」と言われたが、
本当に空いてる。
旅行会社が「人気の羽田便!!」とか言ってたのはウソだったんだな。
12月の半ばにチケットが取れたのを考えれば、やんぬるかな。
機内では実際の席の前列に座ってるバカ親子をやんわりと牽制した後、一列下がって誰も座ってない、3列シートを独り占め。
極楽なり〜!!!!
いくら羽田→ソウル間が近くても、国際線なので、機内食が供される。
修学旅行で台湾に行くときに乗った、日本アジア航空以来の国内航空会社
による海外旅行だ。
今までは大韓航空・アシアナ航空と、ちょ〜マズ〜イ機内食を食ってきた俺である。
国内航空会社には過度な期待を抱いてしまう。
しかし!ミールボックスを開けた俺は”唖然”としてしまった。
期待は大きく裏切られた。もうちょっと、いい物だそうよ。
(ってディスカウントチケットで乗ってる俺が言うことではないが。)
これが国内航空会社の機内食(エコノミー)だ。
アシアナ・大韓と違って、チルソンサイダーが
飲めないのも大きな減点である。 
機内放送で落語を聴きながらウトウトする。大晦日に「掛け取り」たあ、ANAも(飯は不味いが)
粋な噺を用意したもんだ。
しかし、噺の中核をなす大家と主人公の丁々発止のやりとりの途中で突然”ポ〜ン”と悪魔の放送が入る。
内容は「曇ってはおりますが、ただいま当機は富士山の横を飛行中であります.....。」
富士山!!!!!?????
見えねえんだから、いらんアナウンス流すな!!!
「掛け取り」の方が数千倍大事じゃ!!!!!!
内容が一回転して「よしこれからじゃ!!!」と思ったときにまた”ポ〜ン”
当機はただいまより、着陸態勢に入ります。

かように羽田とソウルは距離が短い.........。
12月31日 PART1:羽田発→ソウル到着
極彩色の迷宮
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