やっと、第37回日本リーグの日程が決まった。
これは、札幌ポラリスの活動休止を受けて5チーム制で試合を行うのか、ロシアから日本リーグに
参戦を希望していたHCサモロドクを入れるのか、7月末まで
決まらなかったからである。
結局サモロとは、ビザ問題などの事務手続きが間に合わないということでリーグ参戦はお流れ。
代替案として30〜40試合の日露カップ戦が決まりかけたが、サモロサイドの
「試合数を増やせないか?」という提案がネックになって、結局カップ戦も消滅。
さらには、ロシアリーグを脱退しているサモロはチームを解散してしまったんである。
それを受けて5チーム制の日程が決定案となった。
過去2シーズン行われた「結集戦方式」を無くして、アイスバックスの初戦は10月6日の
日光霧降アリーナ、VS王子製紙戦となった。
今年はプレーオフの方式も、トーナメント制に変更された。
まず、リーグの3位4位がブロンズラウンド。その勝者がリーグ2位とのシルバーラウンドへ。
でまたその勝者がリーグ1位とのファイナルへ進出できるノックアウト方式。
今シーズンも、資金難で札幌のSTV杯にバックスは出場できない。
そういえば、来年の日本選手権は北海道なのだ、参加できるのか???
STVカップに参加できない分、近隣の大学チームとオープン戦行うのはどうか?
と俺は考える。
バックスも安い経費で試合勘を取り戻せるし、大学の選手は日本リーグのプレーを
直接感じることが出来る。
そして、なによりも新監督のマホン氏がどれくらいの手腕を発揮してくれるのか?楽しみである。
今シーズン、バックスのプレーオフ進出は絶対条件。
5チームとなってチャンスも増えるし、チームの将来を考える上でも
プレーオフ進出は確保したい。全32試合をその為に掛けて欲しいと思う。
そして、バックスには今シーズンポラリスから3選手が移籍してきた。
GK清川和彦、DF有沢寛司、DF高橋徹の3人。
ディフェンダーを2人獲得したところに、チームが守備強化を目指してるのかなと思う。
ゴーリーの清川は正GKである春名真仁とのレギュラー争いが待っている。
こうしてチーム内での競争が激化すれば、チーム全体のレベルは上がってくるはず。
そうすれば、バックスは間違いなく強いチームになれる。
俺はそう願っている。
そして一部勢力の反対で、通常予算に組み込まれなかった県のバックス助成金だが
補正予算で3000万が組まれた。
今回も一部勢力が反対したが「日光市の地域振興やスポーツ振興の一環」として
予算が執行されることになった。
日光市は、この助成金に1000万をプラスした4000万を「地域振興特別支援補助事業費補助金」
という形で交付する。
そのため、バックスには今後より開かれた経営体質と地域に根ざした活動を求められることになる。
今年の春先のようなドタバタはごめんだ。
地域活動は、県や市が主催するイベントにチームが協力していく形になるだろう。
それ以外にもチーム独自で行える活動があってもいい。
第37回リーグ開幕まで1ヶ月を切った。
氷上の熱い闘いがもうすぐやってくる。
日光アイスバックスと過ごす冬は、とても楽しくて贅沢な時間。
考えるだけで胸がワクワクする。
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「追記〜2003年の視点から〜」
第37回シーズンを終えたアイスバックスは、試合数が減ったにも関わらず、昨シーズンよりも
勝ち星を1つ積み上げて11勝(23敗)。
守護神の春名真仁はGKとしてリーグでは唯一の全試合出場を果たした。
新監督のマホン監督は若い日光出身選手である、三田亮太を使い続けた結果三田は
3/2の西武戦で初ゴールをゲットした。
若いプレーヤーには来シーズンへ向けていい励みになるだろう。
なによりも、まだ道の途中と思われる「マホン改革」が成功した時こそ、バックスが
世間に対して覇を唱えることができるのだ。
俺はその時がもうすぐ来ると信じている。