テーマ:イノセンス


イノセンス公式サイト


主なCAST

 バ ト ー:大塚明夫
 ト グ サ:山寺宏一
 草薙素子:田中敦子
ファラウェイ:榊原良子
キ    ム:竹中直人


<あらすじ>


世界を震撼させたハッカー”人形使い”との対決で、有能なエージェント草薙素子を”同化”という形で
失った内務省公安九課。
孤独な捜査を続けるバトーに1週間に8件というペースで起きた愛玩用アンドロイドの暴走事件の捜査を、
上司の荒巻から命じられる。
新しいパートナーは”少佐”こと草薙素子が所轄の刑事から引っ張った、トグサ。
捜査中所轄との軋轢や数々のピンチに見舞われながら、敵の本丸に切り込むべく2人は
北端の択捉へと向かう........。


<感想:その1>

平和島シネマサンシャイン23:25上映開始。
この日が初日ということもあり、レイトショーながら客はほぼ満員。
俺としては由々しき問題だが”押井映画”というのがそれだけ広く認知
されていると言うことなのだろう。
平和島で一番大きなスクリーンで観たのだが、それでもシネコンである
スクリーン上に乗った情報を、全て見切るのは難しい。
眼目である択捉上陸後のCGの大洪水に対してシネコンのスクリーンは小さすぎる。
上映後は、とにかく窮屈な画面とストーリーに不満が残った。
押井はどこに向かうのか?
押井は終わったのか?
その2つが俺には重くのしかかった。


<感想:その2>

品川プリンスアイマックスシアター20:10上映開始。
映画の日である。
¥1000である。
ビルの6.5階分に相当するスクリーンでもう一度、イノセンスを観てみようじゃないか。
俺はそう思い立った。
そのため、観る予定だった「ロストメモリーズ」はキック・アウト。
俺は今までアイマックスシアターに入った事がなかったので、スクリーンを目にした瞬間感じたのは
「スクリーン、デカッ!!!」ということだった。
こんなスクリーンで映画を観ようなんて、すばらしく酔狂!!!!!!
オープニングの警備ヘリのシーン。
身体がヘリに合わせて揺れる感じを受けるのである。
観ている側の俺らも、画面の中に取り込まれたんである。
しまった〜!!!と思う。
通常のスクリーンの10倍の面積を持つ超大画面の前に、俺は唖然とするしかなかった。
2度目の鑑賞ということもあって、意識的に人物ではなく周りの映像を追う余裕があったとしても
この画面の威容には圧倒されるしかない。
”2つのイノセンス”を体感した今、DVDを買ってTV画面で観ることがどれほど物足りないことか
考えさせられるのだ..........。
それでも俺は声を大にしていいたい。


押井には「パト2」を越える作品は作れない