イベントに憂う

1/11のスーパーフェスティバル、そして2/22のワンダーフェスティバル。
2つのイベントをブースの内側から見ていて思うことがある。
それは、イベントってこれからどうなっていくんだろう.......?ということ。
先ずはスーフェス。
新年1発目のスーフェスと言えば、正月景気により発せられる売り手買い手双方の
エネルギーを身体で感じその年の弾みをつけるイベントだった。
特に、数年前の”フィギュアブーム”の際はイベント会場に小バブルをもたらした。
しかしである。フィギュアブームを演出した”外側の客”が去り、ブースも水玉。
客も以前よりも減少している。
そんな中でもスーフェスは年4回の日程を組んでいるが、俺の感じでは今の4回開催は
フィギュアブーム時の2回分くらいの客しか来てないではないか?という気分にさせられる。
客が減った背景には不況の影響で給料が減り、可処分所得を詰めなければやってられない人達が
増えたということもあるだろう。
イベントが乱立した結果、受け手の飢餓感が薄くなった。ということも考えられる。
関東で大きなイベントいうのはスーフェスとワンフェスが年2回、JAF−CONが1回の
5回だけだった時期がある。
キーになるのは、プロ出店のみだったスーフェスのハロウィンスペシャルが、一般にも開放されたことで
スーフェスはとめどなく肥大化していったのではないか???
俺はイベントを廻す側に立った事はないけれども、よほど出店料というのは運営サイドに
旨味があるのだろうか....。
一度、身の丈に合わせて科学技術館の年2回開催に戻してみるのも手ではないか。
そして、ワンフェス。
今回は買い手が行列を作ったが、それは”リセヴィネ”を買うための”テンバイン”の集団だった。
ワンフェスが大きく変わったのは、場内でキットを抱えてる客の減ったこと。
ま、リセヴィネのようなフィギュアをガレキよりも大きく扱う運営サイドの海洋堂のやり方にも問題が
ないとは言えない。
”世界最大のガレージキットの祭典”というウリ文句を自ら否定してないか????
今のワンフェスはオモチャのイベントにもガレキのイベントにもなりきれていないのではないか。
この状態が続くのはイベントとしてマズイよな。
来てる客のセンスも悪くなってるし。
しかし、肥大化しきった海洋堂には口を開けてれば金が入るワンフェスというシステムを変えるつもりも
ないだろうしC3が強力な対抗馬でない以上、不幸なことだがワンフェスの天下が続いてしまう。
双方とも昔のような”おもろいイベント”に戻ることは出来るのだろうか.......。