今シーズン、日本プロ野球界のトップシートと言うことになっている(俺は認めていない。)
ジャイアンツの4番打者、松井秀喜がメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースにFAで移籍した。
この国が不思議なのはこういう状況になると、いつの間にか「みんなが松井ファン」となってることだ。
おかしくないか?
「メジャーは面白いけど、日本のプロ野球はつまならない」などとほざいているが、こんな発言をする連中の
ほとんどが、故・伊東一雄氏やロバート・ホワイティングからメジャーの薫陶を受けていないのである。
そんなの基礎工事のない欠陥住宅と同じだ。
しかも、この連中のほとんどは松井やイチローを始めとする日本人選手を見ることが大事であり、
メジャーそのものを見るわけではない。
しかし、メジャーリーグによって、日本の市場が侵されつつある現状も見ていて歯がゆい。
ふと、アジアを見渡せば隣の韓国・台湾でも似たような事情を抱えている。
北米大陸で2カ国にまたがるメジャーリーグに対するにはアジアのプロ野球が今こそ合同
すべきではないのか?と思う。
これから数回、俺がその勢いだけで提示する「アジア・リーグ私案」をぶちまけてみたい。
■チーム数■
メジャーリーグ30球団に対して、日韓台3リーグで26球団。
内訳は、日本12、韓国8、台湾6。メジャーには4球団足りない。
しかし!アジアにはダイヤの原石のような隠し球があるのだ。
それは、昨年から始まった「中国リーグ」である。
北京オリンピックという国家総がかりのスポーツイベントへ向けて、野球の普及と強化のために始まった
事実上のプロ野球リーグ。
これが4球団でピッタリ30球団。チーム数においてはメジャーに互することができる。
30球団を2リーグ10ディビジョンに分けてリーグ戦を展開すればいいのである。
しかし、問題が無いわけではない。
現行の状態からリーグ分け、ディビジョン分けにはできないのだ。
■ディビジョン分けには■
ディビジョンを分けるために、日本では2チームほど本拠地を移転してもらう必要のあるチームが存在する。
ファンの人には申し訳ないが、その球団はパリーグのオリックス・ブルーウェーブとセ・リーグの
ヤクルト・スワローズ。この2球団はそれぞれ松山と仙台に移転してもらう。
ブルーウェーブにはキツイが、兵庫県に2チームは必要ない。
しかも、阪神タイガースの本拠地甲子園は老朽化が激しい。
そのため新フランチャイズとして、YBBスタジアムをタイガースに使用させる。
その点を勘案して、野球熱が高いにも関わらずプロチームのない四国松山への移転を提案するのだ。
幸い「松山坊ちゃんスタジアム」というすばらしい球場を松山市は有している、悪い話ではない。
観客は30,000人収容だから、あと5,000席はグラウンドレベルにデッキシートを設ければ問題解決。
で、松山市は愛媛農協かなんかと組んでネーミングライツに「松山伊予柑スタジアム」とでもすればいい。
2004年に日本ハム・ファイターズが札幌へ移転しても首都圏に、5球団がひしめいている状況は変わらない。
そこで、セ・リーグも1球団東京から離脱してもらう。
それが、スワローズである。仙台も松山同様野球熱は高いがプロ野球チームがない。
かつて、ロッテ・オリオンズが4年ほど”間借り”していたが、いまは空洞地帯だ。
現状ではJリーグのベガルタ仙台が熱狂的な支持を受けていたり、仙台宮城球場の老朽化など、
ブルーウェーブに比べてハンデはあるがそこはセ・リーグ球団の利点を生かせれば、クリアできる。
仙台に、開閉型ドームの天然芝球場「荻の月フィールド」をつくれば新しい観光スポットにもなる。
名手・宮本慎也や稲葉篤紀のスーパープレーが、天然芝によって神宮球場の×50倍位のダイナミズム
となるはずだ。
と、書いてる俺が楽しみになったところで、今回は終了。
今後この話題は、不定期連載で続けていく。